「荷を少しでも分かち持つ気待ち」~天皇陛下の年頭のお言葉~
天皇制
正月二日目、皆さん、初詣などでお過ごしと思います。元旦に、天皇陛下が年頭の感想を文書で発表されました。
「国民皆が苦しい人々の荷を少しでも分かち持つ気持ちを失わず、世界の人々とも相携え、平和を求め、良き未来を築くために力を尽くしていくよう願っています」と綴られていました。
冒頭の「国民皆が苦しい人々の荷を少しでも分かち持つ気持ちを失わず」という言葉に感銘をも覚えました。
天皇陛下は、今の日本社会の様々な分野での負担、重荷が偏った方々にきせられる事を憂いておられのでしょう。
僕なりに考えると、福島など原発の問題。沖縄の辺野古移設。消費税増税などなど、どれも荷が偏っています。
天皇陛下は、福島の原発事故以外に個別には、言及しませんでしたが、僕なりに刺激を受け考えさせられました。
天皇陛下が誕生日に際して述べた「心に残っているのは、戦争の記憶」というお言葉も私たちの心に残りました。
「戦争の記憶」、「荷を少しでも分かつ気持ち」。こうしたお言葉は、私たちが心に留め置くべきお言葉でした。
僕が天皇陛下のお言葉を、これほどまでに感じたのは、実は初めての事です。今、日本人に必要な言葉でした。
天皇陛下が言ったという単純な意味ではなく、そのお言葉が時代に投げかけた問題意識として意味あるものです。
こうしたお言葉にも刺激を受けて、今年も、心に青空を広げて様々な分野で社会を政治をみて行動して行きます。