天皇誕生日に沁み入る陛下のお言葉
天皇制
今日は、連休最後の日、明仁天皇陛下のお生まれになった日です。陛下は、誕生日にあたって昨日、記者会見を開かれました。
陛下は、歴史観に立った慈しみ深さ、国民への感謝を込めた謙虚さ、平和と民主主義を尊ぶお考え等を、率直に表されました。
陛下の会見で、私の心に沁み入って来たお言葉があります。まずは人生で最も印象に残ったのは、先の戦争と述べられたこと。
日中戦争から終戦を小学生として経た陛下は若者ら310万人の命が失われた戦争を痛ましいと何よりも心に刻んでおられます。
そして戦後の復興をした国民や東日本大震災からの復興に尽力する国民、人生で世話になった方々への感謝を述べられました。
また、陛下は憲法について平和と民主主義を守る大切なものと述べられ、憲法の順守についても更に、二回、言及されました。
陛下は天皇の立場は孤独とも語られ、憲法順守の立場での活動を踏まえつつも心から平和を尊ぶ思いを滲ませておられました。
天皇誕生日にあたって日本国民の象徴たる陛下が自ら述べられたお言葉を、私は今日一日、心の青空に思い浮かべて考えます。